潮流のスピードが速い
津軽海峡では常に激しい潮が
日本海側から太平洋へ向かって
流れておりそのスピードは
最大で約7km/hrに達します
そうなると人間のちからでは
ほぼ逆らって泳ぐことはできません
流れが複雑
いくつもの岬が張り出している
津軽海峡特有の地形の影響で
潮の流れも複雑になっています
波とうねり
西の風が強くなると崩れた波が発生し
東の風が吹くと波が大きくなります
さらに複雑な潮の流れがぶつかり合って
発生する潮目に巻き込まれると
1時間全力で泳ぎ続けても
数mしか進まない場合もあります
水温の変化
水温は夏でも22℃ほど
青森側と北海道側で最大10℃の差が
生まれることもあるほど
水温の変化がかなり激しい
その急激な水温の変化が
挑戦者の体力を著しく奪い
10時間以上かけて泳いだにも関わらず
ゴールまで残り数kmの地点で
リタイアになることもあります
精神的ダメージ
視界に水平線しか見えない
陸が見えているのになかなか近づけない
泳いで行きたい方向と船の向きが異なる
など津軽海峡の地形や流れを
しっかりと頭の中で理解して
臨機応変な対応ができないと
モチベーションを保って
泳ぐことが出来なくなってしまいます